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生活文化学科 食物栄養専攻

1月16日(水)アイガモ米栽培 日誌

1月16日(水)

昨年5月から、食育の一環として、食材を生産の環境から考えられる栄養士の育成を目指して、アイガモ米の生産実地実習に取り組んできました。我が国の主食であるお米の生産を、環境や人体への影響に配意し、農薬を使用せず、アイガモに雑草や害虫を退治させることによって栽培しているお米がアイガモ米です。
栄養士を目指して入学して間もない学生たちは、米作り経験がない者が大半でした。しかし、田植え、稲刈り、脱穀等の体験、また生活排水を排除した農業用水の確保等アイガモ農法の学習を積み重ねていくうちに、学生各々が徐々に農家のご苦心やご努力を身をもって感じていったように思いました。
以下に、学生の感想文(抜粋)を紹介します。

小島 彩加(生活文化学科 食物栄養専攻1年)
神野 まどか(生活文化学科 食物栄養専攻1年)
谷口 亜衣(生活文化学科 食物栄養専攻1年)
森 彩夏(生活文化学科 食物栄養専攻1年)

【小島】
今回の体験をするまでは、お米や野菜があたりまえのように陳列されているので、生産者の苦労を肌で感じることはなく、生産物のありがたさを考える機会がありませんでした。しかし、今回貴志さんのご協力のおかげで、アイガモ米の生産体験をすることができました。お米ができるまでには長い時間がかかります。お米1粒1粒に土壌から栄養を行き渡らせています。私たちが、そのお米を食べることで体内でエネルギー限となり、生命を維持することができます。「食」は私たちの体にとって、とても深く結びついていると改めて思いました。

【神野】
アイガモ米を家族で食べたとき、母と弟が、「もっちりしていて美味しい。艶がある。」と言ってくれて好評でした。貴志さんがほとんど育ててくれたけれど、とても嬉しかったです。以前は、傷はないか・価格は安いか・消費期限等を注意していましたが、アイガモ米生産体験をしてから、野菜などを買うとき、無農薬栽培かどうか・国産かどうか・産地などを確認するようになりました。

【谷口】
全くと言ってよいほど、お米について知りませんでした。でも、お米の生産過程を学び、どれだけの苦労や時間がかかるのかを身にしみて感じました。農家の方は、自分の子どものように愛情を込めて作られているにもかかわらず、現代社会では食事の廃棄が問題になっています。生産される方のご苦労を消費者にも理解していただきたいです。また、最近は食の欧米化ということもいわれていますが、日本食であるお米をもっと大切にしていきたいと思いました。

【森】
現代の日本では、お米を食べる人が減ってきていると言われています。私たちが普段あたりまえのように食べているお米は、農家の方の苦労とお米作りへの思いが詰まっていることを、身をもって体験させていただきました。私たち日本人は、このようにしてできたお米を食べる習慣を、受け継いでいかねばならないと実感しました。

   この実地実習が、将来栄養士を目指す学生にとって、お米の生産のみにとどまらず、「食」と「農」のつながりに対する考え方や視点に大きな変化が現れたと確信すると共に、今後さらに学生に対する食育推進の充実を図っていきたいと考えます。

12月17日(月)

11月8日に県立紀伊コスモス支援学校を訪問し、アイガモ米に関する食育及び給食管理実習に伴う実地学習をさせていただいた時の感想を紹介いたします。

植村 紗衣(生活文化学科 食物栄養専攻1年)
北山 靖子(生活文化学科 食物栄養専攻1年)
松田 皐   (生活文化学科 食物栄養専攻1年)

【植村】
人前で話すのが苦手なので、紀伊コスモス支援学校での食育は嫌だなと思っていました。
食育での反省点は、早口になってしまっていたことと、食育媒体が字だけでわかりにくくなってしまったことです。早口になってしまったのは、緊張していたからですが、もっとゆっくり話すように心がけなければいけないと思いました。食育媒体は、絵が苦手なので字しか書けなかったのですが、苦手でも少しは描くべきだと思いました。
今回の体験をとおして、人に伝えることの大変さを知ることができ、これから努力すべきこともわかったので、少しずつ改善できるようにしていきたいです。

【北山】
食育では、ポスターや媒体を作ったり準備をしましたが、ポスターで書いた漢字にルビをうっていなかったり、緊張して少し早口で話してしまったりしたので、もう少し聞く人の立場になって考えなければならなかったなと思いました。食育をしている間、生徒さんたちは静かに聞いてくれて、先生も助けてくれたので何とか無事に終えることができ、アイガモ米について伝えることができたと思います。
学校給食では、献立の写真があり、どのように食器を置けば良いかわかりやすかったです。給食の味付けも良く色彩もきれいで、生徒さんたちが給食を楽しみにしているのがわかりました。
実習に行く前は嫌でしたが、実際に実習に行かせていただき、食育をしてみると、自分の言った言葉でアイガモ米の良さがわかってもらえるというのが嬉しくて、食育が楽しかったので、今後もこのような実習をしたいなと思いました。

【松田】
給食の運営の見学や食育体験をさせてもらって、給食はやっぱり食べる人の事を第一に考えないといけないんだなと思いました。
コスモス支援学校に通う生徒さんのなかには、細かく切り刻まないとうまく飲み込めなかったり、スープは具材の形がなくなるくらいにミキサーにかけられて噛まなくても飲み込めるようにしてあって、生徒一人一人の食べ方に応じて色んな工夫をして、どんな障害をもっていても給食をおいしく食べられるようにしてあってすごいと思いました。
スプーンが普通の形じゃなくてクネクネと曲がっていたり、スポンジが巻き付けられていたりして、出来るだけ自分一人の力で給食を食べられるように工夫されていました。壁に貼ってあった献立表も読みやすいように全てひらがなで書かれていたり、味噌汁とごはんの食べ合わせは栄養バランスが良い事など、絵でわかりやすく描いてあって勉強になりました。栄養士の先生は、食べ終わった生徒さんに「おいしかった?」などと話しかけたりしていました。コミュニケーションなども大事なんだなと思いました。
アイガモ米について、5年生のクラスで食育の体験をさせてもらって、人に伝えるのがこんなに難しいとは思いませんでした。それでも一生懸命話を聞いてくれて質問をしたら答えてくれる生徒さんがいて本当に嬉しかった。私の説明でアイガモ米の事をわかってくれるのか不安だし、緊張もいっぱいで、すごく大変でした。けれど、このような体験ができて良かったし、もっと勉強をしてがんばろうと思いました。

11月8日(木)

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学生41名が、県立紀伊コスモス支援学校を訪問し、実地学習を行いました。
今回の企画は、
①児童生徒に、学生自らが関わったアイガモ米の「食味体験」をしてもらうこと。
②「米に関する指導」をする(栄養指導や食育の実際を学ぶ)こと。IMG_0946.jpg事前説明を受けている様子

③学校における「給食の運営」を学ぶこと。(栄養士は給食業務を行うために必要な給食サービスを提供し、「給食運営」のための能力を養わなければなりません)

到着後すぐに給食時間でしたので、給食を受け取りに来た児童生徒と一緒に、学生たちも担当クラスへ同行しました。
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アイガモ米と学校給食米をそれぞれおにぎりにして提供していただき、その食味体験をしていただきます。判別がつくように、学校給食米にはごまが付けられています。
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まず、給食を食べていただき、その後事前に作成しておいたアイガモ米の指導媒体を使用して食育をさせていただきました。
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学生たちにとっては、はじめての体験です。紀伊コスモス支援学校に到着する前から、かなり緊張しているように見受けられました。しかし、教室では担任の先生方が緊張をほぐしてくださったり、あたたかいご助言やご指導をしてくださいましたので、おかげさまで無事終えることができました。教室から出てきた学生たちの顔は、緊張から解放され、充実感に満ちておりました。

学校給食を経験して育ってきた学生たちです。栄養士を目指すようになって、日々「食」についてたくさんのことを学んでいる中で、実際、学校給食がどのように提供されているか、厨房内の見学(ランチルームから)等「給食の運営」について学習しながら、学校給食をいただきました。

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支援学校給食の特殊性についても大橋栄養士様から説明を受け、あらためて「食」の大切さを学ばせていただきました。
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このようなたくさんのことを学ぶ機会をお与えいただいた、紀伊コスモス支援学校の児童生徒の皆様方はじめ教職員の皆様には多大なご協力をいただき、感謝いたしております。ありがとうございました。

11月1日(木)

アイガモ米生産体験後、学生たちははじめてアイガモ米を試食しました。

「学園祭」や「食と健康フェア」で参加者にご協力をいただいた
搗精(とうせい)作業でしたが、2日間かけてもなかなか精白米にならず、およそ五分づきの状態でした。
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調理学実習時間にこれを炊飯し、試食しました。

最近は精米技術が向上し糠分(ぬかぶん)が少ないため、「米を洗う」ことで済みます。ところが、今回の手作業で行った搗精では五分づきの状態であることにくわえて、糠(ぬか)もたくさん含まれています。そのために米と米をすり合わせて行う「研ぐ」という作業が必要になります。

試食した後、学生の感想は、「香ばしくておいしかった」 「もちっとしていておいしい」 「白米に比べてやや茶色いが、全く抵抗がない」等の意見でした。

10月28日(日)

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「食と健康フェア」が和歌山市中野のパームシティ和歌山店で開催されました。1年生有志6名が参加し、前述の学園祭での展示内容に加えて、「栄養士を目指す信愛生が育てたアイガモ米」のプレゼンテーションを行いました。

展示及び体験コーナーでは子どもたちはじめ大勢の方々に体験していただきました。
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アイガモ米をおにぎりにして試食していただいたり、アンケートにもお答えいただきました。
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来場者の方々から、「もっちりしていて甘味がある」、「うまみがある」、「どこで市販されているのか」等 さまざまなご意見、ご質問を頂戴いたしました。

午後には20分間のプレゼンテーションを実施いたしました。環境に配意し、無農薬で生活排水を排除したアイガモ農法について説明し、その農法に関するクイズを出題して答えていただくなど、参加者に興味を持っていただけるよう、学生たちが工夫を凝らした内容でした。
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10月27日(土)

学園祭で「栄養士を目指す信愛生が育てたアイガモ米」の展示・発表を行い、同時にアイガモ米に関するアンケート調査も実施しました。

内容
*写真
 事前学習から脱穀までの過程や稲の生長のようす。
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*環境に配慮し、生活排水を排除した農業用水確保の様子
 用水路経路地図(制作:貴志氏)と写真でその様子を解説。
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*稲と生き物の関係(制作:貴志氏)
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*「見てさわって体験してみよう」
 脱穀→籾摺り(もみすり)→搗精(とうせい) という一連の過程を体験
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*副産物の活用(米糠と藁/こめぬか と わら)

前述の展示・発表は、老若男女を問わず興味をもっていただけたように感じました。
とくに子どもさんたちは体験することに夢中になっていました。
同時にアイガモ米に関するアンケート調査も実施しました。
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10月26日(金)

脱穀後、貴志さんに籾摺り(もみすり)をしていただき、搗精(とうせい)の後、待望の精白米(一部は玄米のままで)を入荷することができました。貴志さんはじめJA中央会の方々のお力添えに対し、感謝の念でいっぱいです。

10月25日(木)

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一昨日荒天であったため、稲の乾燥具合を危惧していましたが、好天に恵まれ予定通り脱穀作業を体験することができました。
まず、50~60年前に貴志さんが購入したという「足踏み式脱穀機」で脱穀体験。

次に、現在使用中の脱穀機を体験。
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見る見るうちに、脱穀がすすんでいきます。「足踏み式脱穀機」との作業量の差に驚きました。

副産物の藁の使途について説明していただきました。
しめ縄やわら草履などの材料や田圃に鋤き込んで肥料にすること等を教わりました。
また、実際に縄を編んで見せていただきました。
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米の水分が15~16%になったかを確認後、籾摺り(もみすり)、槝精(とうせい)(精白米にする)作業に進んでいくとのことです。

10月11日(木)

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明け方に雨が降ったのですが、予定通り稲刈りを実施しました。
貴志さんから刈取りの諸注意(株の切り方、そろえ方、縛り方)を受け、作業開始。
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稲の根本には、小さな草が生えていました。これは、レンゲソウの新芽だそうです。来年にはレンゲソウが咲き、田を肥沃にしてくれます。
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刈り取った中に、生長していないものもありました。これは萎縮病にかかってしまったとのことです。早い時期に萎縮病にかかると出穂せず、遅いと穂は出すくんで奇形となり、不稔が多くなるようです。(下写真 右側)
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田植え時、植える深さの違いにより生長に差がみられました。
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左:植え方が深くて、分げつが進んでいない。

機械刈りの実演も見学させていただきました。
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刈り終えた稲束は「天日干し」のため「稲架掛け(はざかけ)」します。縛った部分をひねって開き、掛けていきます。
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今回の稲刈り体験で、約40㎏の米が収穫できたようです。
順調な天候であれば、2週間後に脱穀できるようです。

10月5日(金)

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台風が9月30日に襲来し、稲が倒れていないか心配でした。貴志さんからは「倒れかけているのがありますが、稲刈りは予定どおりできる」と回答いただき一安心です。

「水落ち」を行い、稲刈りがしやすいように地固めをしています。
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隣接の田んぼは餅米が栽培されており、稲の穂はうるち米より赤茶色です。
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9月16日(日)

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稲穂が垂れ始めていますが、まだまだイネは緑色です。稲穂が黄色くなり完熟期を迎え、稲刈りの日を待ち遠しく思います。

前期にはアイガモ米に関する事前学習や田植え、アイガモ放鳥、用水路見学の学習をさせていただきました。一連の学習をとおしての感想や考え等を紹介いたします。

吉村 佑里香(生活文化学科 食物栄養専攻1年)
今回の「アイガモ米の事前学習」で初めてアイガモ農法について知り、学びました。
アイガモ農法では、アイガモがヒエなどの雑草やイナゴなどの害虫を食べてくれ、アイガモの足の水かきにより田んぼの土をかき混ぜることで雑草が育ちにくくなり、稲の根に酸素を与えることができると伺いました。また、アイガモのふんも肥料となるとのことでした。アイガモ農法は農薬を使用しないので、周辺の生物にも私たちにも優しいです。大きくなり役目の終えたアイガモは、食用としておいしくいただくこともできると思います。しかし、アイガモは雑草を食べるだけでは満足しないので他に餌が必要となりますし、アイガモが逃げてしまわぬよう柵も必要となります。そして、毎日水の調整や餌付け等も必要となってくるので、いろいろとコストや手間がかかってくるのではないでしょうか。さて、私がこれから栄養士となる上で、食の中心となる米がどのようにしてできているのか知っておく必要がありましたので、「田植え」は大変意味のあるものでした。初めて見るアイガモはとても愛らしく、なかなか放つことができませんでした。これまで、田んぼの水がどこから来ているのか、考えたことがありませんでした。用水路を見学する機会を設けていただけたことで、知ることができました。また、田んぼに生息する生物も見せていただきました。日頃、自分から田んぼの中を覗くこともないですが、ヒルやカブトエビ等間近で見ることもできました。今回のこの一連の学習を通してアイガモ農法という農法を知り、米がどのようにできているか、またその米を育てる田んぼのこと、田んぼにどのように水が送られているのか等々学ぶことができました。栄養士になるためにこれからさらに食物のことを学んでいきますが、ただ受け身に学ぶのではなく、この食物がどのようにしてできているのか、その食物ができている背景も知ることができたらと思います。今回私はとても貴重な経験をすることができました。このようなすばらしい機会を設けてくださり大変ありがとうございました。

森本 佐紀(生活文化学科 食物栄養専攻1年)
用水路見学では、最後に見たため池はとても昔からあるそうで、昔からあるものを今も使うということは本当に大切だと思いました。今回は田植えの体験だったけど、ほかの野菜などの食材も全て手間がかかっているんだと思います。私たちは授業なので、毎日田んぼを見て世話をすることはできないので、私が体験した大変さはほんの少しだと思います。農家の人たちは、常にどうすればおいしいものが出来るのかということを考えていると思います。その気持ちを自分たちももって、授業の時から食べ物を無駄にしないように、考えながら作りたいと思いました。最近はスーパーに行くと、誰が作った野菜かなどが書いているのをよく見ます。田植えをするまではあまり気にしていなかったけど、今は手間をかけて大切に育てられたんだなと思うようになりました。今回のように、喫食者が食材の作る大変さを知ることは一番大事なことで、もっともっといろいろな人に知ってもらいたいと思いました。お米が食べられるようになるまでまだまだだけど、今から楽しみです。米だけじゃなくて、自分たちで畑を作って野菜を育てるのもしてみたいと思いました。

いよいよ後期に入ります。10月には稲刈りや稲架(はざ)掛け、脱穀をさせていただく予定です。

9月2日(日)

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食物栄養専攻1年生有志5名はイネの花の開花と受精等を観察してきました。

10時前には田へ到着し、早速観察開始。イネの開花時間は午前10時頃から約2時間。
「えい」(実ると籾(もみ)がらになる部分)が左右に割れておしべが出て、なかには小さめなめしべがあります。

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下の方の「えい」が割れておしべが見えている

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稲の花図

おしべの花粉がめしべにつくと受粉完了です。貴志さんが花粉を飛ばしてみせてくださいました。肉眼ではうっすらと確認できたものの、カメラでは残念ながらとらえることができませんでした。
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胚と胚乳が結びつき受精し、受精した子房(将来米粒になる)はどんどん生長していきます。イネの葉で光合成によって作られた養分が、デンプンとして貯えられ次第に大きくなっていきます。

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籾を押さえると澱粉が出てきました

下葉が枯れています。これらが多いと光合成に影響し、実の入り方もわるくなるそうです。
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害虫も見せていただきました。
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右上:クモ(卵をかかえている) 左下:ツマグロヨコバイ

田のなかには観られませんが、防護ネットの外にチョウジタデやコナギ等種々の雑草が生えています。


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成長したアイガモは、くちばしを使い茎を折って籾を食べてしまうので、稲が穂を出すころに田から引き上げます。貴志さんも今日引き上げるとおっしゃっていました。引き上げたアイガモは身が痩せているので、11月末ぐらいまで自宅で飼ってから食用にするそうです。

8月23日(木)

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今日は、時々雷鳴があったり、遠くの方では暗雲がみられました。
田んぼの稲は青々と生長しています。

まだ稲の花は咲くに至らず、貴志さんによると、現在は「穂ばらみ期」というそうです。
出穂(しゅっすい)の10日くらい前になると、穂の形は完全にできあがり、止葉(とめば:最後の葉のこと)に包まれる時期のことです。
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出穂期:穂が完成すると、茎の先端に伸びてきて、翌日までに花を開き、受精が終われば、1~2時間で花は再び閉じてしまう。また、圃場全体の4~5地割の茎が出穂した時をいう。

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心配な稲を発見!枯れた葉が・・・

8月3日(金)


水引きが終わり、田には水が入りました。田と用水路の仕切り板が閉められています。

7月27日の田んぼの状態(写真左)から、水が入った田んぼ(右)です。
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稲の丈は60㎝位に伸び、水を得ていきいきしているように感じます。

アイガモたちは暑くて稲のかげに隠れているのか、鳴き声は聞こえますが姿は見あたりません。
時々見えかくれするアイガモは、ずいぶん大きくなっています。

8月1日(水)

貴志さんから連絡をいただきました。
「今朝、信愛の皆さんに植えていただいた田んぼに水が入りました。アイガモも大喜びです。」とのことです。

7月27日(金)

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中干し(7月16日から26日の期間)が終わって水を引く日です。

菅野吉純さんと貴志さんに下池まで案内していただき、下池の斜樋をあけるところを見せていただきました。土手の小屋の中にあるハンドルで、池中の樋を開閉するそうです。
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田んぼへ引く水は下池のほかに、新池(三笠池)や上池、万蔵池から引いており、この農業用水は水利組合が管理しています。水引きの担当は、菅野さんだそうです。
池の周りは草が茂っていましたが、年に一度は除草をしているそうです。また、木が生えて根が土手にくいこんでしまうと、池に隙間ができ漏れ出すことがあるので、土手の手入れは欠かせないそうです。

下池から降りたところに管があり、斜樋を開けると一気に水が流れだしていきます。IMG_04562.jpg

そのそばには、イノシシが掘り起こしたと思われる形跡がありました。
イノシシは池の縁に生えている葛の根を食べに来るようです。

この水は川の水とは交えず、用水路を流れて行きます。川底の縁には葦がはえています。
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この日は朝5時頃に水引きを開始。田と用水路の境目には板があり、その板を開けて田に水を引き込んでいくそうです。
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各田んぼへ順番に引き込んでいくので、貴志さんの田まで水が到達するには数日かかるようですが、貴志さんは、「もう少し乾かして土を固くした方が秋の作業がしやすくなるから、2~3日水引きを遅らそうかな。」ともおっしゃっていました。

7月22日(日)

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田植え時期から溜めていた水を落とし、7月15日から26日の間、「中干し(なかぼし)」を行うそうです。これを行うことによって、水田の泥にたまったガスを排出し、空気中の酸素を土の中に入れます。茎を強くしたり、土壌を引き締めたりする効果もあるようです。
今回水を落としたものの、前々日の雨で田が少しぬかるんでいたところがありました。
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中干しの期間注意しなければならないのは、アイガモが田んぼの外へ脱出しないようにすることと、イタチや野犬といった外敵の侵入です。それらの対策のため、電流を流した柵で田んぼを囲み、アイガモを守っています。
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アイガモを放鳥してから25日、順調に成長しています。
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中干しで水がない状態ですが、田んぼの中で歩き回り害虫を食べてくれています。水分補給は、田に備えた水飲み場でします。

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前回観察した時、植え付けが深い苗の生育を危惧しておりました。写真中央部の生育が周りと比し極端に遅れ、分げつが遅滞しています。

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左側の苗・・適切な分げつをしている  右側の苗‥深さ15㎝位に植えられ分げつが進んでいない苗

害虫も心配です。まず、観察できたのは鮮やかなピンク色をしたジャンボタニシの卵です。稲の株や田んぼのあちらこちらに産みつけられています。卵は苦味があるためアイガモは口にしないのですが、卵からかえったジャンボタニシは食べて駆除してくれるそうです。
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次にセジロウンカも見つけました。たいへん小さな害虫で、稲を揺り動かすと落ちてきてすぐに飛んでいきます。
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7月8日(日)

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アイガモを放してから10日目。
早苗が随分しっかりしてきました。しかし貴志さんによると、深く植えられた苗があり、成育に影響があるようです。というのは、分げつ(イネの苗の根元から次々と新しい茎が分かれ出てくること)がすすみにくく、穂先数が少なくなって、収穫量が減ってしまうとのことです。
また、葉先が枯れかけている稲もあり心配です。これは「おそらくジャンボタニシに食べられたのではないか」とおっしゃっていました。

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アイガモは成長し、水田の生息物をついばんでいます。時々羽を休めに板の上に乗りに来ています。

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夕刻、貴志さんがアイガモにくず米を餌として与えに来られました。

6月28日(木)

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この日は、学生たちがアイガモのヒナを水田に放しました。
まだ気温が低いため、一度放して夕刻に連れ帰るという作業を2、3日繰り返します。
アイガモが水に慣れたところで、本格的に放飼いします。
外敵から守るため、ネット付の電気柵を張るなどの工夫を教えていただきました。
また、水田に生息する生き物を観察。
用水路やため池も見学させていただきました。

貴志さんによると、水田にひく水は生活排水を排除し、清潔に保つよう努めているため池の水のみをひいているとのこと。安全・安心なお米作りのため、用水路にも工夫を施されています。
安全・安心なお米作りは、一朝一夕では成し得ません。今回の体験が、作り手に思いを馳せ、食材を生産の環境から考えられる栄養士育成の一助になり得ると感じています。

6月14日(木)

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農家 貴志さんの水田で田植えを行いました。早苗の持ち方や植え方など、注意点に気をつけながら植えていきました。

 

5月24日(木)アイガモ米生産体験 事前学習

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指  導:貴志正幸氏
     和歌山県農業協同組合中央会

学習内容:①わが家の農業経営と地域での取り組み
     ②稲作とコメの話
     ③アイガモ米について
     ④JA食農教育の取り組み

アイガモ米栽培の取り組みは、和歌山信愛女子短期大学 食物栄養専攻で栄養士を目指す学生とJAわかやま中央会との食農に関する相互協力事業です。
和歌山市の農家 貴志正幸さんのご協力のもと、アイガモを使った安全・安心なお米の無農薬栽培・水田環境学習を行うと共に、アイガモ米の給食での活用などを通して、心身の健康の礎である「食」について体験を通して実践的に学ぶ取り組みです。

 

担当教員(食物栄養専攻)

土井 有美子
専門は実践栄養学。調理学や給食管理論等 実践が伴う分野に力をいれる。
食を取り巻くさまざまな事象を捉え、研究を行う。

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