平成28年1月21日(木)、生活文化学科生活文化専攻の生活文化ゼミでは、
組積式構法による空間創造力を養う目的で、紀州材の檜のピース(ひのきくん)を用いて
立体製作に取り組んだ。
まず、現実の生活空間に直結した直方体の立体を製作した。4枚のピースを縦横に組ん
だ井桁状の造形を基礎にしながら、各5列配して鍵型を形成する。さらに、上に何段も積
み重ねて、角にいくにしたがって高くなる階段状の立体を製作した。
マンションなどでよく見られる高さに変化をつけた形態であるが、比較的アイデアも早く浮
かび、製作も短時間で、簡単に組み立てられた(写真1)。
積み木遊びのような要素もあり、学生達は興味を示していた。数の不足といった問題点も
みられたが、体験することにより空間創造に関して多くを学べた。
組積式構法は、日本建築には少ない構造体ですが、檜材のピースは構造を知る上からも
有効な教材であり、今後、住居学の学習の一環として活動を継続、発展させたい。
写真1 鍵型の階段状立体の製作中
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